2010年9月7日火曜日

スピーカーBOXの自作

※この記事長いので御了承下さい※

以前からスピーカーの自作(と言ってもスピーカーの箱<エンクロージャー>の自作ですが...)をやりたいと思っていたのですが、猛暑のつづく8月初旬より製作を開始しました。設計図は、ネットでいろいろ探しまして、あるサイトを参考にさせて頂きました。スピーカーユニットは、8cmを使用(TangBandW3-593SG)、箱の大きさは約150×200・高さ450mmです。

板のカットは、販売店で、だいたいはやってもらいました。ユニットを取り付ける円形は、自分でカットしたのですが、なかなか苦労しました。ドリルで円の内側に沿って小さい穴を開け、ヤスリで徐々に広げていきました。

背面のスピーカー端子の穴空けは簡単と思ったのですが、穴の大きさが部品とフィットせず、ヤスリがけでの調整に手間どりました。また、後々の作業で「ぶたの鼻」では無く「メガネ(両穴をくっつけた)形」に修正しました。

これは、加工練習用の板です。 自分の木工技術の低さに嫌気がさしてきますね。スピーカーユニットは、オニメナットで留めようと思っていたのですが、円形の穴のギリギリのところにオニメナットを仕込まないといけなかった為、自分の技術では無理だと思い断念しました。

板を仮組みしたところです。参考にした図面のものより板厚を厚くした為、上部の部屋のダクトの幅が狭くなってしまいました。自分の聴覚は、あまり敏感で無いので、細かい点は気にせず進みます。

次は、木工用ボンドで各パーツを接着するのですが、接着時に圧着する為のハタガネを自作しました。ハタガネがあれば簡単なのですが、ホームセンターで見ると購入したら結構費用がかかりそうでした。そこで簡易版の自作です。

 ホームセンターで長めのボルト、そしてナットを購入。余った板に通します。

 ここに箱を挟み込み、ボルトを締め付けます。

ボンドをつけるだけでも、ボンドがはみだしたり、板がズレたりして、なかなか難しかったです。ここのズレを妥協した分、後々の出来栄えに影響しました。少しならヤスリがけで訂正は出来ます。簡易ハタガネは、1セットしかないので、1方向のみの締め付けしか出来ません。また箱も1個ずつ作成します。

別方向からの圧着は、重し(図鑑)を載せて対応しました。この後、丸1日放置しました。

接着剤乾燥後、板のズレが大きかったところに試しに木工用パテを塗って見ました。あまり見栄えは良くなかったです。後で塗装をするのであれば問題無いのですが、今回は木目を生かして透明ニスで仕上げましたので、パテを塗ったところが目立ってしまいました。

大した圧着もしませんでしたが、キッチリと接着出来たようです。

だいぶ以前に購入した安物(1300円ぐらい)サンダーでヤスリ掛けをします。布ペーパーを買ってきて三等分にカットするとちょうどサンダーにセットするのに良い大きさになりました。布でないとすぐにボロボロになります。

安物サンダーでも手作業に比べると大変良い仕事をしてくれます。夏場で気温も高いので、手作業は無理でしょう。

段差の大きいところは、金ヤスリで荒削りします。でもやはり接着の際に気をつけてズレなくするのが一番です。

でもって、ひたすらサンダー掛けです。結構機械音が大きいので住宅地ではご近所迷惑かも。

角は、なるべく丸くするようにしました。 感覚でやりますので、仕上がりはそれなりです。

表面もきれいになり、形になってきました。組み立ての都合上側面板はまだ取り付けていません。側面板を接着すると、箱の中がいじれなくなる(吸音材の調整)ので、邪道とは思いましたがネジ止めとすることにしました。

細かく見ると左右非対称のところもあります。

 近所の猫が遊びに来ました。

箱型に組んだほうに、オニメナットを埋め込み、側面板をネジで留めるようにしました。オニメナットの位置が、ズレないように慎重に作業しました。

ネジ留めが、しっくりこない場合は、接着しようという気持ちもありましたので、ネジは四隅の4箇所だけにしました。

次にスピーカー端子とスピーカーユニットの結線です。スピーカー端子には、ケーブルを半田付けします。ユニットのほうは、カーオーディオ用のソケットをケーブルにつけて、それに差し込むようにしました。これで取り外しは可能です。

スピーカーケーブルはなるべく太いものを使用したのですが、スピーカー端子裏の銅線を通す穴に入らなくて、銅線を半分くらい間引きするという間抜けな接続になってしまいました。

側面板をネジ留めしたところですが、どうしても接続部分にスキマが出来てしまいました。

背面です。これも、水平に取り付けないとみっともないですね。

ユニットをネジ留めする前に下穴をあけます。少し緊張感が足りず微妙にズレました。


なんとか、ここまで出来ました。製作を開始して2週間ぐらいです。もちろん1回の作業は、少しづつです。この後、ニス塗りなどやるのですが、ここで一度音出しをしてみます。

愛用のプアー&オールド・オーディオ機器に接続して緊張の瞬間。

Oh...! 期待以上に音が出てます。8cmのユニットとは思えない音の鳴り方です。箱の下のほうのダクトからもしっかり低音らしきものが出ています。スピーカー自作にハマル人の気持ちがわかりました。愛用のP社スピーカーより、メリハリのある(個性的な?)音です。箱鳴りも多少あるかもしれません。ただ、このままだとスピーカーユニットに物があたり壊しそうな気がして落ち着きません。スピーカーグリルが必要かなと思います。この後、ユニットと端子をはずして、透明ニスを2回塗りました。1週間ほど作業は休止です。

側面板の取り付けがネジ留めの為、接合面にスキマが出来る問題の対策です。スキマテープを貼り付けることにしました。

スキマテープは吸音効果もあるようです。

こんな感じになりました。

☆ 

 スピーカーグリルの代品:
100円ショップで、お風呂などの排水口にはめる金属製の網を買ってきました。それをつや消しの黒色で塗装しまして、端のほうの金網を少しこじ開けてネジを付けました。

スピーカーボックスのほうには、オニメナットを埋め込みます。

そこに金網を取り付けて、スピーカーグリル代用品としました。ネットなどで、スピーカーグリルは、840円/個~ぐらいで売られているようですが、寸法がきちっと合わないので、加工も必要かと思います。

再び、箱をヤスリ掛けしまして、2回目のニス塗りを行います。

水性ニスなんですが、結構臭いがきついです。1回目のニス塗りは2週間以上前だったのですが、まだ臭いの残ったまま、2回目の塗りとなりました。

ニス塗りは3回まで行いました。その後、スピーカーユニットを再び取り付けます。また、グリルもどきも付けます。


 続いて、防振のため、ゴム脚を箱に付けます。得意の100円ショップです。

ゴムに両面テープが最初からつけてありましたので、取り付けは簡単です。

そして、吸音材を箱につめるのですが、またまた100円ショップで見つけた、水槽のろ過マットです。

どんな詰め方が良いのか、わかりませんが、箱のフタは、何回でも開けられるという気楽さで、適当に両面テープで貼り付けました。



いよいよ完成です。音を出してみましたが、吸音材の効果はいまいちハッキリわかりませんでした。今後、更に調整していこうと思います。

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